宇宙飛行士の野口聡一さん、2年後にISS長期滞在へ 新型宇宙船に搭乗も

野口聡一さん(JAXA・NASA提供)
野口聡一さん(JAXA・NASA提供)【拡大】

  • 宇宙飛行士の野口聡一さん

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日、宇宙飛行士の野口聡一さん(52)が平成31年末ごろから約半年間、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在すると発表した。ISSとの往復ではロシアのソユーズ宇宙船ではなく、米国企業が開発中の新型の宇宙船に搭乗する可能性があるという。

 滞在中は科学実験やISSの運用、ロボットアームの操作などに携わる。今月末から必要な訓練を開始する。

 野口さんは「私がISSに滞在する年には東京五輪、パラリンピックが開催される。私も日本選手と同じく日本の代表として宇宙を舞台にしっかり任務を遂行し、国民の皆さんに誇りと感動をお届けしたい」とのコメントを発表した。

 野口さんは8年に宇宙飛行士に選ばれ、17年に米国のスペースシャトルに搭乗。21~22年にはISSに長期滞在しており、今回が3回目の飛行となる。