ケフィア元代表の息子が自殺か 警視庁捜索の通信販売会社

加工食品製造事業の「オーナー」を募る「ケフィア事業振興会」のパンフレット
加工食品製造事業の「オーナー」を募る「ケフィア事業振興会」のパンフレット【拡大】

 出資法違反の疑いで今月6日に警視庁の家宅捜索を受けた通信販売会社「ケフィア事業振興会」(東京都千代田区)の元代表の息子、鏑木(かぶらき)武弥氏(51)が中央区の自宅マンションで死亡していたことが14日、警視庁への取材で分かった。現場の状況から自殺とみられる。

 捜査関係者によると、武弥氏は13日午後3時半ごろ、マンションの室内で死亡しているのが見つかった。武弥氏は同社創業者で元代表の秀弥氏の息子で、グループ会社の代表取締役などを務めていた。

 警視庁は、顧客に同社側への出資を募る際、元本保証や利息の支払いを約束していたとして、今月6日に出資法違反(預かり金禁止)の疑いで同社本社を家宅捜索していた。

 同社は製造する干し柿やジュース、メープルシロップなど20種類以上の加工食品にも出資を募り、半年間で元本に10%程度を上乗せするとした「オーナー制度」を展開した。武弥氏の顔写真はパンフレットにも掲載され、勧誘に関与していたとみられる。

 同社は昨年9月に破産。これまでに同社を含むグループ会社計28社と親子2人が破産手続きに入っている。負債総額は約1200億円を超え、債権者は約3万7千人に上るという。