1月発生の青酸カリ脅迫、外国人を装って捜査攪乱か 昨年は粗悪紙、今回は特殊漢字 (2/2ページ)


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 脅迫文は送金期限を示す一方、印字されたQRコードを仮想通貨の専用アプリで読み取っても送金先の口座情報は表示されず、開封時点で送金しようとしてもできない状態だった。

 また、封筒の消印などから脅迫文が1月23日夜~24日午前に神田で投函(とうかん)された可能性が高いことも判明。捜査関係者によると、いずれも1月24日付の「神田」の消印が押され、一部は郵便局で仕分けなどが行われた時間を示す数字が鮮明に残っており、「8-12」と記されていた。

 日本郵便によると、神田郵便局(千代田区)で午前8時から正午までの間に取り扱われ、同局窓口か周辺の約170カ所のポストに前日夜から当日の午前中に投函された可能性が高い。

 警視庁捜査1課は、投函した人物の特定に向け、50人以上の捜査員を投入してポスト周辺の防犯カメラ画像を収集。設置場所が多い上、近くにカメラのない場所ではポストに向かう人物を周辺の複数のカメラで確認する必要があるため、捜査関係者は「画像解析などの作業量は膨大」と話す。