フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たした羽生結弦(ゆづる)選手(24)ら、アスリートが必勝祈願で参拝することで知られる大崎八幡宮(仙台市青葉区)でも、「令和元年五月一日」の墨文字の入った御朱印が、フリーマーケットアプリで売りに出されていた。
「(御朱印をネット上で取引するのは)もってのほかだが、そもそも他人がお参りしたものを欲しがる人がいるのだろうか」。同神社の権禰宜(ごんねぎ)の及川剛幸(たけゆき)さん(39)は、複雑な表情を浮かべた。
こうした「異常事態」を受けて、東京・浅草の浅草神社では、17日から始まる「三社祭」の期間中、例年行っていた特別な御朱印の配布を取りやめるとフェイスブック(FB)を通じて発表した。
同神社では改元前後の4月27日~5月6日に数量限定の特別な御朱印を配布したが、想定の3倍に当たる約3千人が殺到。神社の職員や巫女(みこ)に暴言をはいたり、職員を取り囲んで罵声を浴びせたりするなどマナーの悪い参拝者もおり、「祭り期間中の混乱を避けるため決めた」という。