「総合職」と「一般職」で迷い? 就活前に先輩から話を聞く
【Q】「総合職」と「一般職」で迷っています
【A】就職活動が始まる前に、社会で活躍する先輩社員に話を聞いてみよう
私立文系の女子学生Nさんから、「総合職と一般職のどちらを視野に活動すべきか迷っています」という声が寄せられました。
結婚や出産などライフイベントの影響を受けやすい女性が将来の働き方を悩むことは、当然といえます。女性の年齢階級別労働力率を見てみると、30代で低下をし、40代で再び上昇するM字カーブが特徴ですが、出産育児による離職とその後の復帰が要因の一つとしていわれています。
まずは、「総合職」と「一般職」の違いを考えてみましょう。厚生労働省の調査では、コース形態の分類として、総合職を「基幹的業務又は企画立案、対外折衝等総合的な判断を要する業務に従事し、原則転居を伴う転勤がある」と定義し、一般職を「主に定型的業務に従事し、原則転居を伴う転勤がない」としています。業務の幅や、転勤の有り無しが大きな違いです。
一般職や総合職以外のコース形態も存在します。「地域限定社員」や「特定総合職」など、多様な働き方を提示している企業もあるのです。従業員の働き方に合わせて、制度を見直している企業もあります。ライフスタイルに合わせ、働き方を変える人もおり、そうした転換をサポートする企業も増えています。
流通業に勤めるMさんは、総合職希望だったものの、先輩からの「一般職でもやる気次第で仕事を任せてもらえる」との一言や、選考で接した社員の雰囲気が決め手となり、一般職として入社。食料系の輸出入を扱う部門に配属され、会計処理など、サポート業務を担当していました。出産を経て子育てと仕事の両立にめどがたったことで、総合職への転換を希望。社内審査に合格し、総合職として、同じ事業に携わることとなったのだそうです。
働き方や会社の制度は千差万別。将来を考えるうえで、先輩たちから話を聞くことは非常に有効です。なるべく幅広い年齢の先輩に話を聞きましょう。学内セミナーに参加して直接質問をしたり、企業主催の先輩社員と触れ合えるイベントに参加したりするのもお勧めです。(リクルートキャリア『就職みらい研究所』研究員 岩元洋介)
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