これから就活、好きなことを仕事に…親に「ワガママだ」と言われ悩み中

 

 【Q】親に「好きなことを仕事にしたい、というのはワガママだ」と言われ、悩んでいます

 【A】就職活動は幅広く社会を知る機会。好きなことを軸に視野を広げてみよう

 就職活動を控えた大学3年の女子学生から、こんな声が寄せられました。

 「かわいい洋服が大好きです。洋服に関連する仕事ならできそうかな、と父に話すと『好きなことだけやりたい、というワガママは通用しない』と言われました。でもそれ以外にイメージできるものもなく、困り果てています」

 自分のやりたいことを重視する学生は、少なくありません。『就職白書2014』によると、女子学生にその傾向が強いことが分かります。メディアなどで「好きを仕事に」して活躍する女性たちが取り上げられていることも、そうした生き方・働き方への憧れを誘う一つのきっかけになっているようです。

 「夢中になれるほど好きなものがある」こと、「やりがいが持てる仕事に就きたい」と考えること、いずれも素晴らしいことです。何が好きか、何にやりがいを感じるかは個性が表れる部分。よりよい人生を歩むには、自分をよく理解してさまざまな選択をすることが欠かせません。

 一方で、活動開始前に対象業界や企業を絞り込み過ぎてしまい、就職先がなかなか決まらない人が後を絶たない現実もあります。

 漫画が大好きで出版社を志望した大学4年のSさんの場合。漫画を発行する会社がかなり限定的で募集人数も各社数人だと、就職活動のさなかに知りました。6月から活動をやり直し、9月に内々定を得た情報系企業への就職を決意。「コンテンツをつくる」という出版社との共通項を見いだせたからですが、「最初から幅広く見ていれば、違った道もあったかも」と思うこともあるそうです。

 当初の志望業界に就職した場合でも、仕事で他業界との関わりは不可欠。就職活動を通じて得た情報は役に立つでしょう。視野を広げることで、なぜその分野にひかれるのか浮き彫りになる効果も期待できます。(リクルートキャリア『就職みらい研究所』所長 岡崎仁美)

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