就活前にまず自己分析を! 他人の視点を知り、新たな発見

 

 【Q】「就活する前に自己分析をした方がいい」と先輩に言われました。やり方が今ひとつ分かりません…

 【A】できそうなことから始めてみましょう。自分以外の視点を知ることで、新しい発見もあるはずです

 多くの就活生が取り組む自己分析。リクルートキャリアの就職ジャーナル編集部が、内定者1688人に行ったアンケートでも、就職活動を終えた先輩たちの、82・8%が「自己分析した」という結果になりました。「自分の判断基準や、仕事に求めるものが分かった」という声があるように、自己分析をすることで自分の長所や企業を選ぶ基準が明確になります。しかし、「やり方が分からない…」という人も少なくありません。先輩たちは、どんな方法で自己分析していたのでしょうか?

 同調査によると、「就職情報サイト上の適性検査ツールや自己分析コンテンツなどのウェブ診断テスト」が最も多く使われた、という結果になりました。いくつかの質問に答えるだけで客観的な分析結果を知ることができるという手軽さが人気のようです。ただ、ウェブ診断テストを自己分析として有効に活用するには、結果を自分なりに考察することが大切です。結果に納得できる場合は、実際にそう感じる具体的なエピソードを思い出してみましょう。

 例えば、「多くの人とよい関係を築ける方だ」と診断された場合、学年や世代を超えて関わっている組織はないか▽人とのコミュニケーションで心がけていることはないか▽サークルなどで周りに溶け込めない人がいたときはどう振る舞っていたのか-など自分のコミュニケーションの特徴を考えてみましょう。

 診断結果がしっくりこないという場合は、どこに違和感を覚えたか、診断結果がどんな内容だったら納得できるのかを、自分のこれまでの経験を思い出しながら考えてみてください。このとき、お勧めなのが、自分のことをよく知っている人に診断結果の感想を聞くこと。自分にはない視点から、診断結果を分析してもらうことができます。

 その他の方法では、自分史を書いたり、ノートに思いついたことを書き出したりと「自分で自分のことを振り返る」、友達や保護者、アルバイト先の人など「自分以外の人に話を聞く」という回答も多くありました。

 知らなかった業界や企業を知るたびに、自分が働く場所としてどう感じるかを考えることも自己分析につながります。自分の長所、短所をノートに書き出すことから自己分析は始められます。まずは何か一つやってみましょう。(リクルートキャリア『就職みらい研究所』研究員・杉村希世子)

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