企業研究の方法が分からず、志望理由が書けない… どうすればいい?
【Q】企業研究の方法が分からず、志望理由が書けません
【A】まずは、事業を深く理解することから始めてみましょう
就職みらい研究所の調査では、企業が採用基準で重視する項目のうち、「その企業への熱意」は78%。23項目中2番目に高い割合でした。就職活動中は、エントリーシートや面接で志望理由を聞かれることが多いのですが、学生の皆さんには、苦手意識を持つ人も少なくありません。企業研究をする時間が十分にとれなかったり、企業のホームページなどは情報量が膨大で、何を見ていいか分からなかったり。あるいは、経営指標など投資家向けの情報であるIR関連情報は、内容が難しすぎるという声も聞きます。
今回は、企業研究の視点をお伝えします。まず1つ目は「事業」を見ることです。CMで紹介される製品や店頭に並んでいる商品は、その会社が扱っているごく一部の事業である可能性があります。家電メーカーだと思っていた企業が、宇宙に関わる事業をやっているということもあります。まずは、その会社がどんな事業を展開しているのか、全体像を捉えてみましょう。必要なのは、各事業で、「誰に」「どんな商品・サービス」を提供しているのか、という視点です。
それができたら、一つ一つの事業について深く調べましょう。各事業には、必ずライバル企業があります。ライバルとどうやって戦っているのかに注目します。価格で勝負しているのか、品質で勝負しているのか。コンサルティングやアフターサービスなど付帯サービスの違いなどもあります。一見、同じ種類の商品やサービスを扱っていても、企業によって違いが明確に表れることもあります。
最後に、その事業の裏側に興味を持つことです。なぜ、その事業を始め、実現できているのか? 例えば、物流会社。指定した時間に当たり前に荷物が届く時代ですが、どうやって実現しているのでしょうか。そこにはITの技術が生かされていたり、長年蓄積してきたノウハウが生かされていたりするはずです。
事業を推進してくれる人を雇うことが、企業の採用目的です。事業を理解すれば、どんな人材が適しているのかも見えてきます。自分が納得した志望理由を語り、企業に熱意が伝わるよう、企業研究にチャレンジしてみてください。(リクルートキャリア『就職みらい研究所』主任研究員・戸川博司)
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