3カ月も空室のアパート抱え…どうすれば埋まる?

コウメ太夫の満室大家奮闘記

 今回は“元祖サラリーマン大家さん”こと藤山勇司さんがコウメ太夫さんに大家業の極意を伝授。100室以上ものアパート・マンションを経営して大成功を収めている藤山さんに「どうしても聞きたいこと」があるという。大家さんなら誰もが一度は悩む空室問題について聞いた。(ネットマネー)

損して得取れ!物件情報は広く流す

コウメ太夫さん(以下、太夫) あの、さっそくですが、実は3カ月前から、うちのアパートの1室が空いているんです。どうすれば次の入居者を確保できるでしょうか?

藤山さん(以下、藤山) コウメさんのアパートは池袋に近くて駅から徒歩5分。しかも築6年と新しく、入居者に好まれやすい物件ですよね。家賃もワンルームで月5万5000円と決して高くない。なのに次の入居者がすぐに決まらないのは不思議ですね。どのように募集をかけているんですか?

太夫 アパートを買ったときから面倒を見てもらっている不動産屋さんに、募集、内見の案内、契約までのすべてをお願いしています。ところが内見に来たのは、3カ月間でたったの1人だけ……。

藤山 それじゃ決まらないのも無理はない。通常は6~8件の内見を受けて、やっと1件決まるくらいの確率だから。募集をかけてもらっているのは、その不動産屋さんだけ?

太夫 はい。とても親切に対応してもらえるので、完全に任せっきりにしています。

藤山 どんなに親切でも、1件の不動産屋さんだけでは物件情報の広がりに限界がありますよ。その不動産屋さんに頼んで、ネットで物件情報を公開している大手仲介会社にも情報を流してもらってはどうですか?

太夫 でも、それでほかの仲介会社が契約を取ると情報の出し損になってしまうから、聞き入れてくれないのでは?

藤山 決まったときは、その不動産屋さんにも家賃1カ月分の報酬を出すという方法もあります。これなら積極的に他社にも情を流してくれて、情報ネットに公開されれば、物件自体は悪くないのだから、すぐ居者が決まはずです。

太夫 元の不動産屋さんと契約を取った仲介会社に報酬を払うとなると、合わせて2カ分になってしまいますよね。

藤山 すでに空室で3カ月分の家賃収入を失っているわけでしょう? 今後も収益機会を逃し続けることを考えたら安いコストだと思いますよ。

お笑い芸人コウメ太夫さん(43歳)

1972年、東京都生まれ。私立大学中退後、1995年に梅沢富美男劇団に入団。その後、お笑い界を目指し、1997年に本名の赤井貴でコンビを組み、その後ソロに。2005年、「エンタの神様」(日本テレビ系列)に初出演し、小梅太夫としてブレイク。2009年に芸名をコウメ太夫に改名。同年、東京・豊島区に1棟建てのワンルーム6室の物件を購入し、大家業を始める。