『わたしは映画監督 ヤング・シャーロット』

書評

 ■子供の感性が良い芸術作品に

 芸術作品の評価は難しい。人それぞれの色眼鏡でモノを見れば、良いと思う人もいれば悪いと思う人もいる。だからこそ芸術は奥が深い。

 子供が作るモノ、絵、遊び方も芸術と一緒で、親や周りが口を出しすぎることは子供の感性を“殺し”てしまいかねない。

 本書の舞台はニューヨーク近代美術館(MoMA)。映画作りが大好きな女の子が同じ感性を持つ美術館職員と出会ったことで周囲の評価が変わっていく物語だ。自分の感性を信じてやりたいことを貫けば、より感性が磨かれ“良い”作品ができる。子供の発想力を伸ばす絵本としてお薦めの一冊。(フランク・ビバ・作まえじまみちこ・訳/1620円、西村書店)