「卒業したら戻ってくるの?」 Uターン就職は効率的に
故郷に戻り仕事につくUターン就職をするか悩んだ末、納得できる結論が出せなかったとき、「地元就職を選べば都会が恋しくなり、都会で就職する道を選べば地元が名残惜しくなる」という気持ちになる人が多いようです。大学進学を機に都市圏で1人暮らしをする学生は多いですが、お盆やお正月に帰省し、家族や親戚がそろうと決まって聞かれるのが「卒業したら戻ってくるの?」という会話です。
学生に地元就職についての希望を聞いた、弊社の2月の調査では、地元の大学に進学した人では、7割弱が出身地・地元での就職を希望している一方、地元以外の大学へ進学した人の場合は「ぜひ」と「どちらかというと」を合わせて約3割にとどまります。
大学の進学先を選ぶときに、就職先について考えた人も多いはずです。平成27年度の学校基本調査から算出してみると、和歌山、佐賀、島根、奈良、鳥取の5県は、県外の大学への進学率が47都道府県の中で高く、85%を超えています。就職の際に地元に戻るかどうかを悩む学生が多い県といえそうです。ちなみにもっとも地元進学率が高かったのは愛知県です。
Uターン就職をしたくない理由として多いのは、「魅力的な企業がない」「全国展開の企業で働いてみたい」などです。一方、したい理由としては、「地元が好き」「地元に貢献したい」「親の近くで働きたい」がトップ3を占めます。
ただ、地元で就職すると決めても、住んでいる場所が離れていると、多くの苦労が伴います。なかでも厄介なのが、物理的に距離が遠くて就活が大変なことと、就職に関する情報が集まってこないことです。都市部でも就活をしながら、地元でも就活するとなると効率的に進めないと、どっちつかずで両方ともうまくいかないことも考えられます。
そのためにも、地元の企業の情報を事前に収集しておくことは欠かせません。県や市町村のホームページなどでUターン就職情報や大手就職サイトのUターン就職情報などを積極的に収集するように心掛ける必要があります。就職サイト「キャリタス就活」でも地元就活やU・Iターンの特集ページを展開しています。来春以降に就活を始める方は、夏休みなどを利用して地元の企業のインターンシップに参加してみるのも有益です。(キャリタス就活関西局「やねん」編集長 田村愛子)
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