糖質制限しながら小腹満たし ブランやチーズ利用で満足感

 
独自商品の低糖質のお菓子が並ぶローソンの店頭=東京都品川区のローソンゲートシティ大崎店

 ≪ダイエット≫

 ご飯など炭水化物に多い糖質の摂取量を減らしてやせようという「糖質制限ダイエット」。砂糖がたくさん入ったお菓子はご法度だが、たまには甘い物も食べたい。そんな人向けに、糖質が少ないクリームチーズや、小麦の外皮「ブラン(ふすま)」などを使ったおやつが人気だ。関連企業が、満足感を得られて太りにくいよう工夫したおやつを提案している。

 東京都内の主婦、高橋留美子さん(48)は1年ほど前から糖質制限ダイエットに取り組んでいる。時々、何となく口が寂しく、おやつが欲しくなる。最近気に入っているのが一口サイズのクリームチーズに蜂蜜漬けのナッツを載せたおやつだ。

 以前は、おやつ昆布などを食べていたが、どうしても物足りなかったと高橋さん。「これなら1個で小腹を満たせて、あまり糖質が多くない。少し豪華な感じで満足度も高い」と話す。カルシウムやビタミンなど栄養素が豊富なので、子供が塾に行く前のおやつにもよく食べさせるという。

 フランスのクリームチーズ「キリ」を輸入するベルジャポン(東京都港区)は、ホームページでキリを使ったローカーボ(低糖質)おやつのレシピを紹介。カロリーゼロ甘味料とココアパウダーをかけた「ティラミス風」や、水煮小豆を載せた和風の物など、甘いが糖質の少ないおやつを提案している。

 マーケティング部シニアブランドマネージャーの畑千絵さんは「キリには根強い固定客がいるが、低糖質のおやつを提案することで、さらにユーザー層を拡大したい」と狙いを話す。

 糖質制限ダイエットに詳しく、レシピ考案に協力した管理栄養士の大柳珠美さんは「糖質を減らしても、栄養をしっかり取るために間食はむしろ必要。乳製品はスイーツの味に合うので上手に使って」とアドバイスする。

 「全国に店舗を展開する社会インフラのコンビニとして、健康的な食品の提供は社会的使命と考えている」と話すのは、ローソンのプライベートブランド商品推進プロジェクトリーダー伊藤一人さん。

 同社はブランを使った低糖質のパンを4年前に発売し、ロールケーキなどのデザートも加え十数品目に拡大。さらに材料を工夫して糖質を減らしたクッキーも扱う。ダイエットに役立ててもらえるように、食品に何グラムの糖質が含まれているかパッケージに表示している。

 伊藤さんは「ふらりと訪れることが多い通常のコンビニ客と異なり、これらの商品は買うことを決めて来るお客さんが多い。リピート率が高く、売り上げは順調に拡大している」と手応えを感じている。