台湾の音楽、文化イベント「台ワンダフル」が都内・恵比寿で開催!
おいしいグルメや温かなもてなしで旅行先としても人気の高い台湾。そんな台湾の音楽や文化、グルメを満喫できるイベント「TAIWANDERFUL(台ワンダフル)」が19日、東京都渋谷区東の恵比寿リキッドルームで開催された。
同イベントは、台湾発の世界的ロックバンド「CHTHONIC(ソニック)」のボーカル、林昶佐氏(現台湾立法委員=国会議員に相当)の「台湾の音楽と文化をもっと日本の人たちに知ってもらいたい」という思いに、台湾政府などが賛同。一昨年にスタートし、今年で3回目となる。
イベントには「Musicの部」と「Cultureの部」があり、「Musicの部」では日本でもデビューしている台湾の人気ロックバンド「Fire EX.(滅火器)」や注目の若手バンド「大象體操(Elephant Gym)」、シンガー・ソングライターの「HUSH」がライブを披露した。会場は多くのファンで埋め尽くされ、アーティストが日本語で曲や自分たちの活動を紹介すると、ファンから大きな拍手が送られた。
「Cultureの部」では台湾の麺料理「担仔麺」やスイーツ「豆花」、「タピオカミルクティー」の飲食店が出店し、台湾関連の書籍、台湾雑貨なども販売。台湾のいわゆる“ゆるキャラ”で台湾の島の形をした「タイワンダー☆」や熊をモチーフとした「オーベア」が登場すると、来場者はスマートフォンを手に記念撮影を楽しんだ。
オープンに先立って行われた記者会見には、今年6月に台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の代表に就任した謝長延氏や立法委員として来日した林氏が出席。謝氏は日本語で「こうしたイベントを通じて台日関係、文化交流がいっそう深まることを期待している」とあいさつした。
3回目となった今回のテーマは「日台交友」だったが、林氏は「イベントを通じて日台の音楽、文化交流をさらに深めたい。同時に今、日台の民間交流はますます良くなっており、日台の政府関係もこうした民間交流があってこそ良くなっていく。今後も民意が前を歩いていく形で日台関係を牽引したい」と話した。 また今年は、今回出演した「Fire EX.(滅火器)」など複数の台湾アーティストが日本デビューを果たしており、「台ワンダフル」の“効果”にも手応えを感じているという。
主催者側によると、昨年の「台ワンダフル」には約900人が訪れ、今回も同規模の来場があった模様。イベントは来年以降も開催される予定。
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