それって性的アピール? 女子が突っ込まずにはいられない男性の迷惑な電車マナー

提供:@DIME

 ■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所

 少し前に、東急電鉄が発表した車内マナーの啓発広告が、女性差別要素を含んでいるなどの指摘が相次ぎ、話題になりました。マナーというのは、ひとりひとり基準が異なるため、非常にナーバスな問題だと考えさせられました。指摘の内容が女性に限定されていたのが原因のひとつではありますが、電車内で繰り広げられる迷惑なマナーを見ていくと、女性ならではのこと、男性ならではのこと、両方が存在するように感じます。

 そこで今回は、女性の目線から、男性のプチ迷惑な行動について紹介したいと思います。ただ、その行動をじっくり掘り下げていくうちに、不思議と世の男性たちのことが「愛すべき存在」だと思えるようになったことだけ、お伝えしておきます。

■なぜ男性は座る時に足をガバッと開くのか?

 すべての男性に当てはまるわけではありませんが、多くの男性が電車の座席に座る際、足を軽く開くと思います。これは骨格上、女性よりも足が閉じにくくなっているなどの理由があるそうですが、その幅がこぶし1個分位の人もいれば、座席1.5人分ぐらいの幅をとって、バーンと座る人もいます。あの差は一体、何なのでしょうか?

「足をバーンと開く男性は1日、1回ぐらいは見かけますが(特にチャラそうなサラリーマンに多い)、あの姿勢は本当にラクなのかと思ってしまいます。というか、周りからしてみればやっぱり迷惑だし、何アピールなの?といつも思ってます」(25歳・営業)

「男性の座り方って、本当に迷惑な人がいますよね。満員なのに隣の人と距離を少し取ったがために、1.5人分くらい幅を使っている人。足を90度ぐらい、思いきり開いて座っている男性もよく目にします。自分アピールなのでしょうか? いつか直接聞いてみたいです」(30歳・企画)

 多くの女性が男性特有の迷惑マナーとして、足を大きく開いた状態で座る行為を挙げていました。ちなみに「ふんぞり返る」「1.5人分くらいの幅をとる」という行為と合わせ技にしている男性もいるようです。一部では、心理学的にオスとしての強さの象徴のひとつであったり、性的アピールのひとつという見方もあるようですが、あえて女性を代表して言わせていただきます。「それ、全然性的アピールになっていませんから!」

■晩酌を待てず電車でしっぽり

 続いては、都心から少し離れた東京近郊の路線で多く見かける「晩酌タイム in トレイン」の話。もちろん、グリーン車などの特別な車両であれば、否定する理由はないのですが、晩酌という行為を通勤電車の車内で行なうというのはいかがなものでしょう。

「私もお酒が好きなので、仕事で疲れた後の一杯の美味しさはわかります。わかりますが、なぜ、地元まで待てないの? なぜ家まで待てないの? するめのニオイ、臭いんですけど!と心の中で叫んでます」(31歳・製紙関連)

「この前、通勤電車で晩酌タイムに突入している若い男性を見かけました。まぁ、缶チューハイならニオイも出ないし、そんなに迷惑じゃないかもと思う時もあるのですが、何とその人、降りる時、缶を足元に置いていったんです。車内晩酌の末、ポイ捨てかよ!ととても気分が悪くなりました」(28歳・コールセンター)

 車内晩酌=おじさんがやる行為、というイメージがありますが、最近は若い人も見かけるようになりました。安上がりだし、気分はよくなるし、待てない気持ちはわからなくもないのですが、周囲を不快にさせる行為はご勘弁いただきたいものです。

 一方で、女性特有のマナー違反として「車内化粧」が挙げられますが、こうしてみると、男性の迷惑な行動も結構あるようです。どれも本人の問題ですが、筆者も車内マナーについて、思い出すことがあります。それは以前、ヨーロッパへ旅行した時に遭遇したことです。電車に乗っていると、突然、座っていた中年男性が立ち上がり、バイオリンを弾き始めたんです。みんなが茫然としていると、しこたま弾いた後に握手とともにチップを懇願(笑)。つまり、大道芸人だったわけですが、彼にチップを渡した人も渡さなかった人も笑って(一部は苦笑)済ませていたのが印象的でした。

 あくまでもパフォーマンスとして成立したからこそクレームにならなかった話ですが、ぶっちゃけ迷惑行為だと思った人もいたでしょう。他人の行動に腹を立てて声にするか、笑ってすませるか。その寛容さというのも国によって違うということを感じた思い出です。日本は他人へ適度な寛容さを持ち合わせている国なのでしょうか。そんなことを思ったりもするのでした。

★今回のルール

  晩酌は 家でやろうね! って当たり前!

文/おおしまりえ

 雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。ブログ(http://oshimarie.com)