働く女性のファッション充実 パンツ透ける、しゃがむと下着が…心配無用

 
ロートレアモンの「エアリードライパンツ」は下着が透けて見えないのが人気=東京都豊島区の東武百貨店(高橋天地撮影)

 働く女性の活躍を企業に促す女性活躍推進法の施行から1年。ファッションの面でも、働く女性の目線で企画されたパンツやジャケットなど使い勝手のいいアイテムが充実してきた。おしゃれ心に加え、女性ならではの発想から生まれた機能性が特徴だ。(高橋天地)

 透けないパンツ

 東武百貨店(東京都豊島区)に出店する婦人服ブランド「LAUTREAMONT(ロートレアモン)」では、20~40代の働く女性をターゲットにした白の新作パンツ「エアリードライパンツ」(1万7280円)が好評だという。

 夏へと向かうこの時期、女性は白などの涼しげな色のパンツをはきたくなっても、下着のラインや色の透け、座ったときの汗ジミが気になり、敬遠することも多いようだ。この新作はそんな悩みを解決した。

 素材はポリエステル80%、綿14%、麻6%。ドライなタッチながらも、程よくソフトな風合いで、軽いはき心地。黒い下着をはいても透けない透け防止も施されている。膝下のラインははり感を軽減させる仕上げで、すっきりとしたシルエットを実現した。

 このほか、しゃがんだときの腰浮きで下着を他人に見られてしまう悩みも、ゴムを使った独特な加工で解消することができた。同店婦人服部の川村みゆきさんは「女性が抱きがちな悩みを、一つずつうまく解消できたことが好評の理由ではないか」とみている。

 内ポケット付き

 やはり白に注目したのはそごう・西武だ。女性の仕事服のプライベートブランド「リミテッドエディション@オフィス」は、西武池袋本店などで白の「内ポケット付きジャケット」(3万6720円)を展開している。

 そごう・西武婦人服飾部マーチャンダイザーの小俣桃子さんは、白を選んだ理由について、「清楚(せいそ)なイメージと凛(りん)とした印象を残せる。白をさっそうと着こなしてほしいと願いを込めた」と話す。白はレフ板効果もあり、顔色をよく見せ、快活なイメージを演出できるという。

 また、内ポケットを付けたのは機能性を発揮するためだ。実際、「女性のスーツはデザイン重視のため、内ポケットを付けるという発想はあまりなかったようだ」と小俣さん。名刺入れの収納を想定している。

 きっかけは、そごう・西武が顧客5千人を対象に実施したアンケートの結果だった。「ポケットがない・小さい」「急な来客の際、名刺入れを携帯しておらず、困ったことがある」「社内移動では名刺入れを手持ちしている」-などの回答が目立ったという。

 男性向け購入も

 男性向けのビジネスアイテムを働く女性が購入する動きも出てきた。例えば、手持ち、肩がけ、リュックの3WAYで使えるメンズのビジネスバッグだ。

 京王百貨店新宿店(東京都新宿区)の売れ筋は、かばんメーカー「イケテイ」(大阪市)のブランド「アックス」のシリーズで、縦型(3万1320円)と横型(3万4560円)がある。

 同店の担当バイヤー、榎本真紀子さんは「大き過ぎず、電車内でもかさばらないから働く女性が使いやすい。男性向けなので、デザインはシンプル。ラフな印象を好む30~40代の方の購入が多い」と話している。