なぜか再び寿司がやり玉に…。「Sushi kills your brain(寿司があなたの脳を破壊する)」という記事を掲載した米国の「グローバル・ポスト」のサイト【拡大】
ノーモア・ミナマタ!?
報告書の執筆者のひとりで、WHO(世界保健機関)のアドバイザーを務めるエドワード・グロス博士は「安全だと認識されてきた(水銀保有量の)水準が、現時点では(人体に)害を与える水準になっている」と説明。さらに「これらは人体に取るに足りない影響ではなく、甚大な影響を与える。一般の人たちが普通に食べるシーフードの量で(人体には)有害なのだ」と訴えるなど、欧米の科学者たちはこぞって、水銀が人体に与える悪影響が過小評価されていると警告しています。
日本では全く知られていない話ですが、どうやらこれら大型の魚の水銀汚染は軽視できないようです。
そしてグローバル・ポストでは、魚介類に含まれる水銀が人体に与える潜在的な危険性の例として日本の水俣病を例に挙げています。記事では「(欧米の)科学者たちは1950年代の日本で、水銀に汚染された廃水が水俣の工場から流れ込み、母親が水銀で汚染された水俣湾(熊本県水俣市)の魚を食べていた場合、子供にも障害が出るなど数千人が中毒の被害を受けた」と説明しています。