焼き肉店でパックのまま提供するスタイルのユッケ。客が自分でまぜる=大阪府豊中市の牛でん豊中店(沢野貴信撮影)【拡大】
パックユッケは、専用設備を持つ業者でユッケ用に加工した生の牛肉を、1人前分ずつに密封した状態で冷凍し、飲食店向けに販売する。飲食店は生卵やタレを添えてパックのまま提供するだけ。客が自らまぜるスタイルを採用するため、店に設備がなくても提供することができる。
同協会が「パック方式なら生肉の安全性を確保できる」として提供マニュアルを策定。それに基づきエスフーズが和牛モモ肉を使った「黒毛和牛ユッケ」(50グラム)を開発し、その他の食品メーカーも相次ぎ発売しているという。
同協会は「設備のない焼き肉店でもパック方式なら安全にユッケを提供できる。価格面が課題だが、技術提案をしていければ安くしていける」と話す。