主なネットスーパーのサービス【拡大】
ネットスーパーは、実際のスーパーマーケットの店舗から、または店舗を持たない業者が配送センターなどから、ネットで注文を受けた食料品や日用品などを個人宅まで届けるサービス。平成12年頃から徐々に始まり、現在では大手スーパーや百貨店などが展開している。
阪急キッチンエールの場合、月会費500円で、サービスエリアは大阪、神戸、京都市など近畿を中心に45市町。店舗は持たないが、吹田市江坂町に注文商品を選別して配送するセンターを置く。センターは室温5~10度に保たれ、巨大レーン上を流れる配送用の箱に、担当者が刺し身や肉、野菜、米、トイレットペーパーなどを次々と収め、検品後に各自宅に配送する。主婦が多く働いており、同社担当者は「買い物のときに品物を選ぶように、主婦目線で厳しくチェックした商品を届けています」と話す。
系列百貨店で扱う人気パティシエのスイーツや名店の総菜、高級ブランド雑貨などが注文できるのも特徴のひとつ。「子供を寝かし付けた後、特集のスイーツなどを選びながら注文するのが楽しみ」という主婦に人気だ。