解体寸前を使い街に付加価値 今年も神田で空きビル美術展  (2/2ページ)

2013.11.2 13:31

 この展覧会は昨年初めて開催された。移転で取り壊される前の旧東京電機大学の校舎1棟をまるごと展示空間として利用し、1カ月あまりで1万人以上の来場者を集めた。

 今年の展示場所は複数棟に拡大。ビルは、再開発のため展示が終わると取り壊され、新しい建物に生まれ変わるという。同展の統括ディレクターで東京芸大の中村政人准教授は「解体寸前だったビルにクリエイターが介入することで、建物の価値が再生する。アートによる文化活動が起これば街に付加価値を与えることになる」と、展覧会の意義を語る。

 新陳代謝を繰り返す都市の盲点のような場と時間を利用したアイデアのある企画といえるだろう。(渋沢和彦)

 11月10日まで。入場料800円(期間中何度でも入場できるパスポート制)。WATERRAS(神田淡路町)、アーツ千代田3331(外神田)でも展示が行われている。問い合わせはコマンドN(電)03・3518・9101。

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