自分の好きなことを正しく見いだし、それに打ち込めば、好きなことにつながる人脈の真ん中に立つことになります。好きなことはさらに楽しくなり、持ち時間を実に豊かにしてくれます。この小説は、その「好きなこと」を見いだす手助けにもなるのではないか、と思っています。(祥伝社 1785円)
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【プロフィル】堺屋太一
さかいや・たいち 1935年大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通産省入省。日本万国博や沖縄海洋博を企画し実現した。在職中の75年『油断!』でデビュー。翌年発表した『団塊の世代』はミリオンセラーとなり、予測小説の分野を開拓した。98年から2000年まで経済企画庁長官。その後も予測小説や歴史小説、文明評論など多岐にわたって、筆を振るっている。