のちに美智子さまばかりでなく、浩宮さま、礼宮さま、紀宮さまとご一家で打毬(だきゅう)を楽しまれるまでに上達されたのだが…。
今まで知られることのなかった、こうした数々のエピソードを語れるのも陛下が心を許せる友人として信頼を寄せておられるからだが、今さらながら真摯(しんし)で全くぶれのない陛下のなさり様が若い頃の陛下の教育に携わった人々、特に小泉信三氏と英語教師、エリザベス・グレイ・ヴァイニング夫人が陛下の人格形成に大きく寄与されていたことがよくわかる。
一人の同級生としてではなく心から陛下への尊敬の念が根底に感じられる一冊である。(明石元紹(もとつぐ)著/講談社・1995円)評・久能靖(皇室ジャーナリスト)