非製造業にもベア拡大浸透 株高で内需堅調、環境整う (2/2ページ)

2014.3.13 05:47

会見する金属労協の西原浩一郎議長(左)=12日、東京都中央区

会見する金属労協の西原浩一郎議長(左)=12日、東京都中央区【拡大】

 通信業界では、NTTグループ主要8社がベアに相当する月例賃金改善について平均1600円で妥結した。賃金改善は7年ぶり。134万5000円を要求していた年間一時金(ボーナス)に当たる特別手当について、NTT東日本などは満額だったが、NTT西日本は減額。スマートフォン(高機能携帯電話)販売が低調なNTTドコモは前年実績を9万8000円下回る180万7000円とするなど格差が出た。

 一方、株高などに伴い業績が堅調な金融業界でも賃上げが相次いだ。野村ホールディングス傘下の野村証券は、4月から若手社員らの給与を2%引き上げることを決定。大和証券グループ本社は4月から新入社員の初任給を1割近く引き上げる。

 三菱東京UFJ、みずほ、三井住友銀行の3メガバンクは労組側がベアを求める執行部案を固め、今月下旬に経営側に要求を提出する。ベア要求は1997年以来17年ぶりで、要求幅は給与の0.5%。年間賞与(ボーナス)は三菱東京UFJ銀が前年比1%増、みずほ銀と三井住友銀が5%増を求める。経営側は4月までに回答する方向だが、3メガバンクでベアも含めた賃上げの実現が予想されている。

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