マンガボックスは現在約140の国と地域に配信され、海外にも約10万人のユーザーがいる。2月には、樹林さんの原作に、台湾の漫画家、彭傑(ぽんじぇ)さんが作画を手がけた「新宿D×D」もスタートした。「ハリウッドで世界のスターが活躍するように、日本の漫画雑誌で世界中のスター漫画家が活躍できるといい。数十億の市場を取り込まないのはもったいないですから」と樹林さんは力を込めた。
■570万人利用 月平均52分
ネット調査会社ニールセン(東京都渋谷区)がスマートフォン利用者を対象に行った調査によると、今年1月時点で漫画アプリを利用している人は推計570万人。利用時間は月平均52分で、漫画を除く他の電子書籍サービス(月27分)の2倍近くに上る。
利用者数が50万人を超える漫画アプリは無料で利用できるものが大半。同社アナリストの高木史朗さんは「書店で立ち読みをする感覚で、空き時間に漫画を無料で読むというスタイルが、スマホゲームと同じように浸透し始めていると言える」と分析している。