【江藤詩文の世界鉄道旅】コロラド鉄道博物館 ゴールドラッシュ支えた狭軌鉄道……おしりふりふり“グース”に乗って (2/2ページ)

2014.6.14 18:00

自動車に、貨物車両を改造した客車をくくり付けた“ギャロッピング・グース”。不規則な横揺れがユーモラス

自動車に、貨物車両を改造した客車をくくり付けた“ギャロッピング・グース”。不規則な横揺れがユーモラス【拡大】

  • ゆっくり走行する“グース”。 乗車時間は5分足らず
  • 初代のパイクスピーク・コグ鉄道。ラック式レールも当時のもの
  • リオ・グランデ鉄道の蒸気機関車
  • 初代のパイクスピーク・コグ鉄道。ラック式レールも当時のも

 コロラド州には、アメリカ開拓時代のエネルギッシュな面影が、いまも色濃く残っている。狭軌鉄道もそのひとつ。1850年代に起こったゴールドラッシュで湧いたコロラド州では、山間部の鉱山と町を結ぶ鉄道が次々に敷設された。険しい山道を走るのに、幅の狭いナローゲージが適していたわけだ。

 現在のコロラド州はすっかり車社会。多くの鉄道は廃線になった。愛好家たちが支える私設博物館で、華やかな時代を駆け抜けた車両たちは、のんびり余生を過ごしている。

 ■取材協力:ブランドUSAユナイテッド航空

 ■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。

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