【糖尿病でも安心“正しい”熱中症対策を】(3-2) (2/3ページ)

2014.6.20 05:00

猛暑日になった京都市内では「逃げ水」現象も見られた。糖尿病に限らず血圧でも脂質でも持病がある人は、特に十分な熱中症対策が必要だ=1日、京都市東山区

猛暑日になった京都市内では「逃げ水」現象も見られた。糖尿病に限らず血圧でも脂質でも持病がある人は、特に十分な熱中症対策が必要だ=1日、京都市東山区【拡大】

 --最近の傾向で気になることがありましたら教えてください

 「日本人の糖尿病は欧米と比べるとそんなに肥満が目立つわけではない、というのが特徴の一つです。しかし糖尿病の発症率は決して低くありません。そのため昔から日本人、アジア人の膵臓(すいぞう)の機能が欧米人に比べ少し弱いのではないかという話はありました。今もその傾向があります」

 「(00年以降患者数と予備群が3倍になったということから)10~20年というスパンで眺めると、日本人全体では欧米人のような肥満は見られない。ところが糖尿病発症年齢(中高年)の2割から3割の人はインスリンの分泌量は足りないということではなく、肥満で特に内臓脂肪がたまることでインスリンの効きが悪くなっている、すなわちインスリン抵抗性が前面に出てくるタイプの糖尿病が確実に増えている、ということが今の日本人の糖尿病を特徴づけているといえます」

 ◆持病がある人は対応能力が低下

 --熱中症に気を付けなければいけない時期ですが、熱中症になりやすい人として持病がある人(糖尿病や心臓病の人)とよく書かれています

 「まず熱中症になるのは子供から大人まですべての年齢層に及んでいますから、置かれた環境によっては誰でも熱中症になりえます。同じような環境下で糖尿病の人がより熱中症になりやすいか、確たるデータはないのではないでしょか」

 「ただ糖尿病と一口に言っても本当に軽い状態の人からインスリン注射をしなければならない人までさまざまです。病歴が長くなって、その間の血糖のコントロールが必ずしも十分でなかったという人たちの中で、自律神経障害がある方だとすれば、熱環境下での発汗が十分に行われず、血流が十分正常な状態になっていないため、皮膚も含めて全体の代謝状態がいわゆる正常な人に比べると低下しています。そういう条件下で見ると、糖尿病がある程度進行している人は熱中症にかかりやすい、といわれているのだと思います」

 「糖尿病に限らず血圧でも脂質でも持病がある人は、少しでも劣悪な環境にいた場合には、持病がない人よりも対応できる能力が低下しているということはありえます。気を付けたほうがいいということですね」

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