バイン・カンは同じ名前で地域ごとに姿が変わるバラエティー豊かな料理だ。主に中~南部で食べられるが、南部では中部と違ってタピオカ粉と米粉を原料とし、あらかじめ火を通した麺をスープに入れる。具はカニや豚足など存在感のあるダシが出るものが多いという。
ベトナム料理教室を主宰し著作も多数ある高谷亜由さんによれば、ベトナムには米麺、小麦粉麺のほかタピオカ粉麺などの変わり種もあり、麺の種類だけで10以上、出汁や具の種類を加えれば数えきれないくらいの麺料理が存在するという。高谷さんは来夏上梓を目指し、ベトナム料理を紹介した本を執筆中。完成が待たれます。
何はともあれ、こってり系のラーメンに胸やけを催す年代になったせいか、ベトナム麺にやみつきなりそうだ。路上の屋台で朝から麺をすすっていたベトナム人が多かったことにも納得。そして帰国後は体調がすこぶる良い。最近胃腸が弱ってるな、と自覚してきたご同輩にはベトナム旅行をぜひ勧めたい。(産経デジタル 長浜明宏)
取材協力:ベトナム航空