【書評】『日本人が保険で大損する仕組み』橋爪健人・著

2015.1.17 05:00

 ■市場の特殊性と非合理さ解説

 実質賃金の低下で生活は苦しくなる一方だが、なぜか家計においては「保険」だけが聖域視され、多くの日本人が無用な支出を続けている。それは、なぜか。

 日常生活の「安心・安全」を守るため、生命保険に加入したはいいが、不要になっても解約するのは不吉な気がして、やめるにやめられない…。誰しも心あたりがあるはずだ。

 そんな日本人の「保険信仰」の非合理、日本の保険市場の特殊性について、わかりやすく解説し、真に必要な保険とは何かを紹介している。保険に入る立場、売る立場、いずれにとっても必読の一冊といえそうだ。(1620円、日本経済新聞出版社)

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