【書評】『冥の水底』朱川湊人・著

2015.1.31 05:00

 ■切なすぎる「怪異サスペンス」

 医師の市原玲人はある日、幼なじみのライター、平松光恵に呼び出され、何枚かの検視写真と死体検案書のコピーを見せられる。写真に納まった男の死体は、犬の顔をしていた。〈実はこれ…狼男の検視写真なのよ〉。相手にしなかった市原だが、そのまま光恵は消息を絶ってしまう。

 数日後に自宅に届けられた彼女の手帳に記されていた“マガチ”とは、“妖怪の血脈”とは、いったい何のことなのか-。訳も分からないまま、市原には殺人の疑いがかけられ、逃避行に小学生の息子を巻き込む羽目に…。切なすぎる思慕をBGMに疾走する怪異サスペンス。(1944円、講談社)

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