ただ、尿の量を減らす一方、体内に水分をためるため、水分を摂取しすぎると嘔吐(おうと)したり、意識障害になったりする水中毒を引き起こすこともある。このため、医師の指示に従い、注意して服用する必要がある。
抗利尿ホルモン剤は即効性があるが、服用をやめると再発することも。2~3カ月は服用を続ける必要があるという。
池田准教授は「服用タイミングや量の調整もある。学校の宿泊行事で使う場合は、直前ではなく、少し前から訓練した方がいい。学校には服用の事実を伝え、注意を促しておくことが大切」と説明している。
合併症はないか
注意しなくてはならないのは、夜尿症だけでなく他の疾患があるケースだ。
昼間にも尿漏れ、または便漏れがある場合は尿路感染症やぼうこう炎など泌尿器系の病気が考えられる。慢性的な便秘の場合は、腸に便が詰まる「便塞栓」になってぼうこうを圧迫することもある。こうした場合は元の病気を治療すれば、改善されることが多い。