春闘方針を説明する連合の神津里季生会長=22日、東京都千代田区【拡大】
連合は22日、東京都内で中央執行委員会を開き、2016年春闘で、賃金体系全体を底上げするベースアップ(ベア)について、「2%を基準」として要求する方針をまとめた。ベア要求は3年連続となる。さらに、中小企業の労働者や、パートなど非正規労働者の賃金水準の底上げに向けた取り組みも強化する方針も確認した。
15年春闘では「2%以上」のベアを要求しており、16年についてもほぼ同水準の要求とする。働いた年数に応じて賃金が増える定期昇給分についても、例年通り約2%を確保することを求めている。
要求決定に大きな影響を与える物価動向は、このところ原油価格の低迷によるエネルギー価格の下落傾向が続いている。しかし、エネルギーと生鮮食品を除いた8月の消費者物価指数は前年同月比0.8%増となるなど、消費者の負担が大きくなっていると指摘した。