このほか、「1本食べたら死ぬ」(下原さん)という、真っ白な「ドクツルタケ」や、シイタケやヒラタケとよく似た「ツキヨタケ」も注意が必要だ。
林野庁によると、今年の食中毒被害で多い事例は、昨年まで食用キノコが生えていた場所によく似た毒キノコが生えていて、誤って採集し食べてしまうケース。担当者は「毎年同じ場所に生えるキノコだから大丈夫、とはいえない」と警告する。
「造形美や色合い、こんなものが自然にあるのかと思うと不思議で、私にとっての癒やし」。下原さんはキノコの魅力を熱く語る。だからこそ、その裏に潜む危険性を「正しく知ってほしい」といい、こう強調した。
「毒キノコを見分ける迷信や言い伝えを信用してはだめ。キノコの形や特徴を1つ1つ覚える。食用かどうかの判断は、本当に慣れた人に任せる。図鑑の絵合わせをして素人判断で食べるのは控えてほしい」
(浜川太一)