合同会社説明会の会場に集まる学生=東京都江東区有明の東京ビッグサイト【拡大】
一方、経団連加盟会社は8月から面接を始めたが、就職情報提供会社の調査では8月1日時点で、内定をもつ学生は65%に達するなど就活の「抜け駆け」が当たり前になっている実態が浮き彫りになった。日本商工会議所の三村明夫会頭はこの事態を「正直者がばかをみることになる」と批判した。
こうした状況の中、経団連が指針を見直し、来年の面接解禁時期を2カ月早めたとしても今年と同じように抜け駆けする企業は多いと予想される。
「経団連だけでなく他の企業や大学、学生も守るような取り組みが必要」(大手就職情報提供会社幹部)といった声もある。経団連が指針を出すだけでは事実上効力を発揮しないことが明確になった中、政府が主導して、企業や大学、学生が納得できる制度変更を急ぐ必要がある。(平尾孝)