◆旅先での歩き過ぎ
一方、女性に多いのは、日頃の運動量をはるかに超える「旅先での歩き過ぎ」だという。特に行楽に最適な今の時期は注意が必要だ。最近はアクティブに、国内各地や海外へと旅を楽しむ中高年層も多い。秋の行楽シーズンを迎え、紅葉をめでながらの散策にも良い季節である。「旅先では気持ちが高揚し、普段以上に歩き回ることで、膝の故障につながるケースがある。
普段あまり体を動かしていないのに、旅先では『せっかく来たので』と、観光地の広大な敷地を長時間歩き回ったり、慣れない石畳や階段が多いところを無理して巡ったり、強行スケジュールで動いてしまうこともある。旅行の後半に膝が痛くなったり、帰ってきて2、3日後に診察を受けに来る人も少なくない」と、武藤教授は注意を呼びかける。旅先では日頃の運動量を鑑みた行動計画で無理をしないことが必要であるが、普段から継続して歩くなどの体力作りも大切だ。
これは“エクササイズ”にとらわれることなく、“花がきれいだから見に行ってみよう”“新しいお店ができたからそこまで歩いていってみよう”と、日常の中でちょっとした目標を見つけて楽しんで歩くことが続けるコツだとか。毎日に楽しくスポーツを取り入れることが、この先も健康な足腰で人生を楽しんでいけることにつながっていく。