自動車や電機など主な産業別労働組合(産別)でつくる全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)は19日の常任幹事会で、2016年春闘の統一要求の執行部案を議論した。基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)の統一要求は「月額3000円以上」を軸に調整する。12月4日の協議委員会で正式に決定する。
ベアの要求は3年連続になる。15年春闘は「6000円以上」を要求した。
連合は16年春闘で平均給与所得の「2%程度」のベアを求める基本構想を発表しているが、金属労協は業種によって業績にばらつきがあるため、「1%程度」に相当する3000円を軸に検討する。ただ、より高い要求を主張する産別もあり、上積みする可能性もある。
組合員数約200万人を擁する金属労協の要求は、春闘の相場形成に大きな影響を与える。傘下の自動車総連や電機労連、基幹労連など5つの産別は、金属労協の方針を基に要求案を検討する。