突然死のリスク、心筋梗塞に注意 運動負荷心電図で予防を (3/3ページ)

2016.2.14 07:19

ランニングマシンの上を歩きながら行う運動負荷心電図検査=千葉県佐倉市の東邦大学医療センター佐倉病院

ランニングマシンの上を歩きながら行う運動負荷心電図検査=千葉県佐倉市の東邦大学医療センター佐倉病院【拡大】

  • 東丸貴信教授

 この運動負荷心電図検査は多くの医療機関で人間ドックのオプションとして用意されており、保険適用でなく自己負担で7千円前後。検査は電極を体につけ、ランニングマシンの上を歩きながら測定する。東丸教授は「40代以降で、血圧、血糖、脂質の値が高めや太りぎみの人は2~3年に1度受けるとよい」と語る。

 予防のためには、ふだんの生活習慣も大切。動脈硬化の要因となるメタボや肥満にならぬよう、食べすぎや運動不足に注意し、特に「揚げ物のほか、ひき肉を使った料理は油脂分が多いので回数を減らした方がよい」とアドバイスしている。

 ■胸の痛み、がまんせずに

 厚生労働省の平成26年人口動態統計では、心筋梗塞を含む心疾患(高血圧性を除く)はがんに次ぐ日本人の死因2位(死者数19万6925人)で、うち約4万人が急性心筋梗塞で死亡している。もし発症した場合、「理想的には2時間以内、遅くとも6時間以内にカテーテルで冠動脈を広げる治療をすれば死亡率は下がる」(東丸教授)。しかし、地域によって救急医療の体制が不十分なところがあり、搬送が遅れれば治療に支障をきたす場合もある。胸に継続する痛みを感じたら、すぐに医療機関を受診しよう。

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