臨床試験では、コラーゲンペプチドおよびミルクセラミド入りヨーグルトのドリンクタイプを、4週間にわたって摂取した場合と非摂取群に分けて検証。その結果、摂取群は非摂取群と比較し、紫外線照射後の皮膚の赤み(紅斑)や色素沈着が抑制されるという結果を導き出した。
また、紫外線を浴びた24時間後に皮膚に紅斑を生じる最小限の紫外線照射量(MED)の測定においても、紫外線に対する抵抗性が摂取前よりも強化されたことが示された。市橋氏は、「ヨーグルトは身近な食品で継続しやすいという点も優れている」と、日常への取り入れやすさも評価した。
紫外線の脅威から身を守るためには、まずは、日焼け止めや帽子などの対策で紫外線を必要以上に浴びない、外からの対策を習慣にすること。同時に、毎日の食事に紫外線ダメージ抑制効果が望める食品を上手に取り入れる“ダブルケア”が、光老化の予防として期待される。
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■ビーチバレー選手の紫外線対策 コラーゲンペプチド及びミルクセラミド入りヨーグルトを毎朝の習慣に
会場では講演後、紫外線の多い浜辺で行われるビーチバレーボールの選手である菅山かおるさん、坂口佳穂さんを交えてトークセッションが行われた。
「普段は日焼け止めをこまめに塗り直すなど気を付けています。紫外線対策は幼少期から重要とわかったので、子供のケアも気を付けないといけないと思いました。ヨーグルトは手軽なので、子供と一緒に毎朝の習慣にしたいです」と菅山さん。
健康的な小麦色の肌に日焼けした坂口さんは、「日焼けしやすい肌質なのですが、今まであまりケアしていませんでした。最近は少しシミも増えてきたので、先々のことも考えて外側と内側からしっかりケアしていきたいと思います」と語った。
数十年先の肌に影響する紫外線対策。日常のちょっとした習慣から始めたいものだ。