「2000年代の初頭あたりから、新しい世代とのコミュニケーションがうまくいかないという問題が企業の現場で言われるようになりました。どうマネジメントしていいかわからないという、それまでとは違う課題意識です。そもそもなんで働くの? といった当たり前のところで疑問が出てきてしまう」
自分のやりたいことをやるために個のスキルを磨くという意識は団塊ジュニア世代にもあったが、ポスト団塊ジュニアは子供の頃から個性重視の教育が徹底されているのだ。
「就職活動でもエントリーシートでも『何がやりたいか?』と問われます。社会的にもやりたいこと志向がいいという風潮が強くなっていますが、会社ですから義務的な仕事もあります。仕事に就くことの意味が変質をし始めてると言えばいいんでしょうか。団塊ジュニア世代までは、やりたくない仕事も愚痴をいいながらも取り組みましたが、この世代は、やりたくないことは一生懸命やらなくていいんじゃないか、あるいは、やらないと平気で言うこともあります」
この世代との接し方のコツ
人当たりはいいが「わかりました」と言いながら全然やってなかったりする。よくも悪くも「自分のやりたいことをやる」志向なので、やりたいと思わせなければ動かない。あ・うんの呼吸は通じない。頼んだ仕事の意義や目的などを丁寧に説明・指示すること。
(黒住 光=文)(PRESIDENT Online)