責任感の強い妻は、双子を出産後、良き母、良き妻になろうと、食事は有機野菜を使って毎食一汁三菜を死守するなど頑張ってきた。
夫はたまには妻を助けようと夕飯に宅配を利用することもあり、結果的に食費が13万4000円とかなりの高額になっていた。
妻は家事と育児の両立に悩み、ストレス解消のため、被服費、交際費、娯楽費もかさむ。いわゆる「ストレス消費」だ。実は妻の両親が近くに住んでいるのだが、結婚した以上、親に頼ってはいけないと、妻は1人で頑張りすぎていた。
岡本さんの場合、家計改善には妻の負担減が欠かせない。そこで両親との同居を提案。幸い2人ともまだ60代後半と若く、孫の面倒を見る元気もある。
思い切って自宅を売却し、代わりに実家を2世帯住宅にリフォーム。自分たちの都合で同居を決めたため、新たに2世帯住宅のリフォームローンを自分たちで抱えることになったが、月々のローン返済額は以前の住居費よりは安くなった。