
大橋巨泉さん=2013年10月27日(横幕雅大撮影)【拡大】
それでも娘や孫たちの見舞いを受けるとニッコリと笑顔を見せていました。その頃には会話をする気力もなく、頷いたり、手を強く握ったり、目元や口元の動きなどで意思を伝えてくれました。
そして最後は眠ったまま静かに旅立ちました。
多分、若くして亡くなった大好きな母親の迎えを受けての旅立ちだと思います。
それから永六輔さんの訃報は、ショックの大きさを考えて伝えませんでした。
素晴らしい看護スタッフに恵まれて、本人ともども心から感謝をしています。
そして何度も電話や手紙で励ましてくださいました多くのファンの方やご友人と、優しい大橋家の家族たちには改めてお礼を申し上げます。
最後に孫の言葉を添えさせていただきます。
「ジージ、これからはただでどこへでも飛んでいけるね! ニュージーランドでもカナダでも、でもバーバの側にもいないとだめだよ!」
2016年7月20日
大橋寿々子