信州上田真田丸大河ドラマ館、入館者目標「50万人」を早くも達成 (2/2ページ)

「真田丸」で堺雅人さん演じる真田信繁(幸村)の「左衛門佐」の衣装=いずれも30日、上田市
「真田丸」で堺雅人さん演じる真田信繁(幸村)の「左衛門佐」の衣装=いずれも30日、上田市【拡大】

  • 50万人達成の記念式典でくす玉を割る50万人目の太田裕之さん一家ら=31日、長野県上田市(高木桂一撮影)
  • 大坂城の大広間を再現したセットを設置し、小日向文世さん演じる豊臣秀吉やその正室の寧や側室の茶々の衣装が並ぶ

 母袋市長は「開館以来勢いが衰えることなく、1日平均2千人以上という多くのお客様にお越しいただき感謝している」と述べ、射程に置く“篤姫超え”の達成に向け「勢いが続くようおもてなしを強化し、全員一丸となって取り組んでいく」と強調した。

 堅調な視聴率を追い風として真田丸大河ドラマ館の累計入館者数は開館1カ月で3万人に達し、3月10日に真田家の家紋「六文銭」にちなんだ6万6666人を超えた。本格的な春を迎えてピッチが加速し、4月20日に20万人を突破。それからゴールデンウイークをはさんで3カ月余りで30万人を上乗せし、開館6カ月余りで年間目標をクリアした。

 同館は7月30日、展示品の一部を「大坂編」にリニューアルしており、リピーター客の確保も目指している。ちなみに、視聴率で苦戦を強いられた前作「花燃ゆ」の大河ドラマ館(山口県防府市)の年間入館者数は約6万人にとどまった。