
自家製麺を使った素ラーメンの試食会=鳥取市の武蔵屋食堂【拡大】
また試食会では、県産の農林水産物やその加工品を積極的に販売・PRしているとして、平井伸治知事から「食のみやこ鳥取県」推進サポーターの登録証が、吉村さんに手渡された。
素ラーメンは同店2代目の虎男さんが昭和30年頃に考案。カツオとコンブなどでとった和風だしのスープで、具はモヤシ、ネギ、かまぼこ、天かすとシンプル。“庶民の味”として親しまれている。
県産小麦の生産量は平成27年で約70トンと少なく、同店では今後の生産拡大に合わせ、県産の使用比率を高めたい考え。吉村泰行さんは「子供のお客さんも多く、安全安心に食べてもらいたいと麺の自家製に踏み切った。地産地消に貢献し、鳥取を盛り上げたい」と話した。