私が今必要だと考える「カスタマーセントリック」の本質は、企業がどの戦略や戦術を実行するのか、その意思決定の基準を顧客である消費者に置くということです。
本書では、「カスタマーセントリック」を実現するために必要な、消費者が自分自身も気が付いていないようなインサイトを見つけ出すこと、そしてそこから消費者が本当に欲しいと認識転換をしてくれるマーケティング・ストーリーを描くプロセスについて事例を交えながら具体的に解説しています。(1728円、宣伝会議)
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【プロフィル】藤田康人
ふじた・やすと 1964年東京都生まれ。味の素を経て、ザイロフィン ファーイースト社(現ダニスコジャパン)をフィンランド人の社長と2人で設立。97年にキシリトールを日本に初めて導入し、キシリトール市場をゼロから2000億円規模へと成長させた。07年、IMC(統合型マーケティング)を専門的に実践するマーケティングエージェンシー、インテグレートを設立。