
会社帰りに立ち寄れる「ヨコハマ朝食マルシェ」。朝食の欠食率が高い若い女性に、夜から準備をする習慣を付けてもらうのが狙いだ=横浜市中区のJR桜木町駅前広場【拡大】
「防災の観点からも、いつも先を考えて食べるものを準備しておくという心構えは大切です」
本多さんは第一歩として、すぐに食べられるものを買っておき、夜のうちに食器、スプーンなどをセットしたトレーを用意しておくことを勧める。また、仕事が忙しく手作りの朝食が用意できないと嘆く女性に、自身の経験に基づいて、こうアドバイスする。
「料理は仕事にも共通する『段取り力』が鍛えられます。習慣になれば将来、お母さんになったときに子育てと仕事の両立が上手にできるようになりますよ」
■食べる目覚まし時計
朝食は「1日の食事の中で一番大事」といわれる。寝ている間にもエネルギーを使っているため朝目覚めたとき、体はガソリン切れの状態だ。交感神経を優位にさせて頭をシャキッとさせるためにも朝食は目覚まし時計の役割をする。食べれば体温が上がり、脳が活性化する。