柔和そうに見える夫だが、おっとり妻の目には「超亭主関白」に映っていた。そもそも、夫の給料の額さえ知らされていない。次第に強い“ストレス”を感じ、心身ともに疲労していったのだという。
だが、そのストレスを緩和すべく、自分の“メンテナンス”に走ったことが貯蓄できない要因だった。「医療費」としてマッサージやカウンセリング、「教育費」としてアロマ教室やピラティス、「交際費」として友人とのランチや飲み会、「娯楽費」として舞台鑑賞など。「主人だって隠している給料で散財しているに違いない」との思いもあった。貯蓄などできるわけがない。そのことがまた、ストレスになった。
では、夫は妻に渡さない17万円を何に使ったのか。じつは「住宅ローン」10万円、「生命保険料」2万2000円などを支払っており、自由に使うお金はさほどでもなかったのである。