逆に、年収は低くても、自分たちがどんな状態にあればハッピーなのか、価値観を共有しているご家庭は、幸福度や満足度が高い。
これまで1万件以上の赤字家計を再生してきた家計再生コンサルタントの横山光昭氏もこう述べている。
「年収300万円クラスの家計は、やりくりがとても上手です。(中略)必要最低限の支出で十分満足できるものを上手に組み合わせている。だからか、所得の多い人よりも『リッチな気分』で暮らしているように見えます。おまけに、どの(年収300万円の)家庭にも共通していえるのが、夫婦仲がいいこと。使えるお金が限られているから、夫婦間の話合いが多くなるのでしょう」(出所:「実物公開!5大支出を隈なくチェック 家計簿診断 ひと目でわかるお宅の弱点」PRESIDENT2016年9月12日号より)」
なぜ、妻は夫のお金を自分の口座に移し替えしたか?
とどのつまり、家計のやりくりには、家族全員の協力が欠かせない。いくら妻が家計簿とにらめっこして節約に励んでいても、隣の夫がパチンコやクルマなどに使い込んでいては意味がない。
さらに、夫婦仲が悪く、気持ちが離れてしまえば、将来のことなどどうでもよくなり家計管理の必要もなくなる。
挙句の果てには、妻はストレスで買い物やエステ、外食など散在に走るかもしれないし、夫婦仲をなんとか維持しようと、夫がスイーツのお土産や妻の機嫌取りのプレゼント、旅行など、本来不要な出費がかさむかもしれない。その結果、家計が破綻する可能性も高くなるというわけだ。