一方、3つのVとはビジョン、バリュー、ボキャブラリー。このキーワードを疑問詞と組み合わせて質問を作ると質も高まる。
執筆の過程で自ら積み上げてきたコーチングの暗黙知を形式知に変えることができた。後輩の指導に加え、自らの成長にも役立った。質問し答えることで人がつながり組織が動く。コミュニケーションが企業成長をもたらすのは間違いない。(1512円/ダイヤモンド社)
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【プロフィル】粟津恭一郎
あわづ・きょういちろう 早稲田大大学院アジア太平洋研究科国際経営学専攻修了。ソニー入社。2004年コーチ・エィに移り、10年取締役。主に大企業経営者、次期経営者を対象にエグゼクティブコーチとして活躍。11年4月から中央大大学院戦略経営研究科客員教授。49歳。滋賀県出身。