
夜は賑やかな「スペンサーズ・パブ」も朝はひっそり。昼間はコーヒーショップとして営業している【拡大】
いくらアメリカ西部開拓時代の文化を感じるホテルといっても、やたらカウボーイ姿が目につくなぁ……。ホテルのロビーでもルート66上の街ウイリアムズのダウンタウンでも、老いも若きも特に男性はカウボーイファッションで決めている。それもそのはずコンビニがたった1軒しかない小さな街で、カウボーイファッションを売る店はあちこちにあるのだから。本物のカウボーイだけでなく観光客までそれらを取り入れてコスプレしているのだ。コンビニ(サークルK)のレジにいた耳の遠いおじいちゃんまで、店内にも関わらずカウボーイハットをかぶっていた。
自動車と並走して馬が車道を走るこの街では、カウボーイファッションはいまも日常着。グランドキャニオン鉄道ではトレインマネージャーまでカウボーイ姿だったし、ホテルのスタッフも制服またはカウボーイファッションを着用してもいいとか。なぜならグランドキャニオン レイルウェイホテルは、カウボーイファッションが似合うようにデザインされているのだ。
ちなみにこのホテルは、宿泊客のほぼ全員がグランドキャニオン鉄道の乗客で、レジャー利用のため子ども連れのファミリーも多い。子ども向けの遊具が置かれたプレイグラウンドやバレーボールコート、バスケットコート、子どもサイズの“顔はめ”ボードなど子ども向け設備が充実していて、アメリカらしく室内プールもあるが、大人のためのスペースも用意されている。ナイトライフを楽しめる「スペンサーズ・パブ」だ。
夜7時を回ると店内は本物のカウボーイやカウボーイコスプレの観光客で賑わい煙が立ち込める。カウボーイに似合うのはやっぱりビール。あおるように飲み干すのがかっこいい……というのは世界共通の美意識なのか、次々にビールジョッキが空いていく。