
夜神楽上演後、衣装の試着をする清水のぶよアナ【拡大】
広島の伝統芸能「広島神楽」を鑑賞し、地元グルメも温泉も堪能したい、というよくばりな人にもきっと満足してもらえる場所。それが広島県安芸高田市の「神楽門前湯治村」です。
「広島神楽ではなく『広島安芸高田神楽』」と呼び名にこだわる同市には22の神楽団があります。湯治村は神楽による町おこしの拠点の一つ。全国の高校生が集う「神楽甲子園」も村内の「神楽ドーム」が会場です。
街並みは温泉宿や食事処、駄菓子屋等が並び、歩くほどに懐かしく、心癒やされる昭和レトロ空間。神楽資料館、神楽面絵付や神楽小物製作を体験できる工房、神楽ミニ体験舞台などもあって、もうワクワク。
お目当ての神楽は、週末の夜と日曜祝日の昼に市内の神楽団が交代で広島安芸高田神楽を披露。夜神楽上演後に衣装を試着できる場合があり、そんな夜は記念撮影の人でにぎわいます。
鑑賞の合間には柔らかで湯触りが良いと評判の、演目「天岩戸」にちなんだ温泉がお勧め。食事処では鹿肉や猪肉などのジビエ料理、神楽がテーマのご当地メニュー「夜叉うどん」などが楽しめます。
泊まってよし、ふらりと立ち寄ってもよし。心もおなかも満たす神楽の聖地、神楽のテーマパークへようこそ!
<プロフィル>
しみず・のぶよ 山口県出身。FMきらら、山口朝日放送などで活動し、現在は広島県でフリーアナウンサーとして活動中。
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