
糀手湯をしながらみそ、しょうゆの製造工程などの説明を聞く(ヤマト醤油味噌提供)【拡大】
塩こうじや甘酒などこうじを使った調味料や食品が注目される今、その魅力を丸ごと経験してもらおうという場所があります。創業106年の歴史を持つ金沢市大野町のヤマト醤油味噌が4年前にオープンした体験型製造直売所「ヤマト・糀パーク」です。
おすすめは週末・祝日のガイドツアー。足湯ならぬ米こうじ入りの「糀手湯」に手を浸しながら、しょうゆやみその製造工程、こうじ菌の働きなどの説明を聞きます。話が終わる頃には糀手湯に浸していた手が「すべすべになっている!」と評判だそうです。発酵期間が異なるみその色や香りの違いも実感できます。
塩こうじや、簡単にみそ汁ができる「みそぼーる」を作ったり、名物の「醤油ソフトクリーム」を堪能したり。季節のこうじ料理を味わう「発酵食美人食堂」や月1度の料理教室もあります。
もともと石川県はしょうゆやみそ、魚醤、かぶら寿司など発酵食品の宝庫。発酵食品を暮らしに取り入れていた先人の知恵を伝えたいとの思いが詰まった糀パーク。山本晴一社長が掲げる「一汁一菜に一糀」を胸に、私もキレイ、健康な「発酵食美人」をめざします!
<プロフィル>
さの・いくみ 元さくらんぼテレビアナウンサー。現在は主にリポーター、司会者として活動。特技は英語、中国語、台湾語。
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