
桐田咲智代アナ【拡大】
沖縄は、2020年東京五輪の正式種目に採用された空手発祥の地です。その沖縄県豊見城市に今春、沖縄空手会館がオープンしました。
アカマツとヒノキの香り漂う競技コート4面を備える道場に鍛錬室、研修室、特別道場、沖縄空手の歴史を学ぶ展示施設。まさに194の国・地域、1億3千万人の愛好家がいるという空手の「殿堂」です。
琉球王朝時代の独自の鍛錬法「手(ティー)」が起源とされる沖縄空手。競技空手以上に礼節や自己鍛錬を重んじ、一生続ける武道であることをめざす世界に魅せられて、沖縄に移住した外国人もたくさんいます。
会館の施設で広報を担当するフランス出身のミゲール・ダルーズさんもその一人。沖縄ぐらしは20年を超え、本場での修行を望む60カ国700人の空手愛好家に道場を紹介してきました。「本物は沖縄でしか学べない。県と連携し、より多くの空手家に沖縄空手の真髄を知って欲しい」と意気込みます。
英国出身のジェームス・パンキュビッチさんは那覇市のバー「DOJO BAR」オーナー。店に来る各国の空手家に道場や師範を紹介しています。
来夏は第1回沖縄空手国際大会が開かれます。会館開設で空手魂より大きくはばたきます。
<プロフィル>
きりた・さちよ フリーアナウンサー。ニチエンプロダクション所属(札幌テレビ、MXTV、琉球放送出身)。JCDA認定キャリアカウンセラー
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